2011年02月07日

破:開く花(2)

やがて唇は耳元に移り、首筋に移り、大きな手が胸元に滑り込んで乳房をさすり始めた。胸元は肌蹴て胸にひやりとした空気があたる。けれどすぐに大きな手が多い尽くして、愛おしむように擦ってくれる。

「あ、、、、」「う、ん、、、」自分のものとは思えない声が漏れ、思わず唇を噛み締める。
けれど、優しく体をさすられて、噛み締めた唇がまた緩んでしまう。頭が白くなって、溶けていきそうな、、、触られたところから痺れて動けなくなっていく感覚、、、。
何?何なんだろうこれは。。幸せで、切ない。愛しくて愛しくて、、なぜか涙が止まらない。

泣いている私の目元を、また優しい唇が拭う。その唇がまた首筋を伝い、胸元に落ちる。
頂を甘噛みされて全身に走る痺れに、体がのけぞる。汗ばんだ体の下にすっと手が入り背中を撫でる。


次の瞬間、着物のすそを開かれ、足を大きく広げられた。「いやぁ」
恥ずかしくて、不安で、気持ちよくて、、、幸せで、、、自分の感情をもてあまして泣きじゃくる私の耳元に甘い吐息と声がかかり、それがまた私を火照らせる。

「ああ、姫、、。こうしたかった。あなたを、俺の手に抱きたかった。。。」
切なげな声を聞いて、動けなくなった。体の力が全部抜けてとろけていくような熱にうなされた。刹那、突き立てられたもので強烈な痛みが襲う。破瓜(はか)、、、。これがそうなのだ。。。

顔をゆがめながら耐えた。愛しい人の血をつなぐ。そう決めたのだから。
更に奥を突かれ激痛が走る。荒い男の吐息が肌にかかる。「ああ、、、姫。」
体中が疼くようなせっぱつまった切なげな声を上げて、長政様はぐったりと動きを止めた。

じんじんするようなまだ痛みが治まらない中で二人抱き合った。
幸せ、、、愛しい、、、私は私の胸に顔を埋めた長政様の頭をかき抱いた。
posted by 臥待月 at 00:00| Comment(0) | 市の巻 明日紡ぐ者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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